個人事業主の将来は不安なのか

会社に所属しない生き方を、最近の若者は否定しがちだ。
フリーランスは事業規模も小さく、吹けば飛んでしまうように思われているのかもしれない。しかし、実際には個人で仕事をしていく方が小回りが効いて、どんな状況下でも安定的に稼いで行くことができるのだ。
時代の変化に合わせようと思えば、大きな企業に勤めているときよりもフレキシブルに対応が可能となる。

しかも、法人化をすることで事業はより安定的に継続していくこともできるのだ。法人化すれば税金が安くなり、社会的なステータスも上がり、自治体の協力も得やすくなる。
メリットが大きいので、まずはここを目標とする個人事業主の人も多い。
そもそも大企業に勤めていれば定年まで安心して働ける時代はとうの昔に終わっているのだ。いまでは大企業でもいつ倒産の憂き目にあうか分からないものである。
産業のブームも刻々と変化していて、それに合わせられない巨大企業はゆっくりと死んでいくようなものである。

どちらが本当に安全なのかは分からないものなのだ。
若者たちは大企業に就職をするよりは、自分のスキルをアップさせて個人でもある程度は稼げるようにしておくのが無難だ。
何があっても、最後の最後は自分の力こそが頼りになるのだということを、しっかりと認識しておくべきである。
今後はより個人の能力が問われる時代になっていくに違いないのだ。ある程度稼ぐことができれば、後は投資をすることで安定性は増すはずだ。